貝塩法面対策工事 進捗②
お久しぶりです。
現場がばたばたしており、更新が滞っておりましたが、久しぶりに現場の状況と施工におけるちょっとした工夫を報告したいと思います。
まず、前回の投稿で、立木ぼ伐採・集積を紹介したかと思いますが、その部分に仮設の坂路を設置し、コンクリートブロックを運び込みました。
このブロックは、今後建設予定の砂防堰堤の施工をするための工事用道路に使用するためのもので、来年度以降に使用します。
先週末でブロックの運搬が完了したのですが、丁度運び終わったのを見計らったようなタイミングで現場が真っ白になりました。
間一髪セーフでした!
先ほどの坂路とブロックヤードですが、ここで施工の一工夫があるので紹介します。
まず、安全対策として【LOADEX 100】という、測量機器メーカーのTOPCON社が出しているバケットスケールを使用して土砂の積込を行い、過積載防止に取り組みました。
【LOADEX 100】がどのようなものか簡単に説明します。
LOADEX 100とは、バックホウの操縦席内にあるモニターに、すくっている土砂の重量がリアルタイムで表示され、事前に登録した各トラックの積載可能重量から、残りどれだけ積載できるのかを表示してくれる製品です。
この製品を使用することで、過積載を完全に防止することが可能です。
特に、当現場は山間部のため、カーブの多い道路を走行するので過積載によってバランスを崩し、事故を起こす可能性もあるのでかなり有用であったと思います。
次に、施工管理として、【UAV測量】を実施しました。
これは、無人航空機による写真測量によって、現況地盤を計測し、出来映えや施工数量を確認することができる技術です。
従来のトータルステーションによる測量に比べ、精度・速度ともに各段に上がっており、生産性の向上に繫がる技術です。
当現場では、設計のないなかで、本格的な冬季を迎える前に施工を完了したいことから、この技術を採用しました。
いま紹介した二つの技術はどちらも【ICT技術】のひとつです。
「ICT活用工事成績優秀企業」として、これからも最新技術を積極的に取り入れながら、安全・正確な施工を目指します。
これからは、ブロック製作に入ります。
極寒の地奥飛騨での冬季の製作になるので、雪対策や寒さ対策など大変ですが、安全第一で頑張っていきます。
最後に、今日たまたま見つけたきれいな景色でも載せてお終いにします。
富山県 総合建設業 株式会社 岡部
貝塩法面対策工事 施工開始(進捗①)
みなさんお久しぶりです。
9月14日に発注者と契約してから、はや2ヶ月近く。
ようやく現場の施工が本格的に開始できましたので少しお話しします。
まず、どうして工事を開始するのがこんなに遅くなったのかと言いますと、どうすればこの工事がより早く・経済的に・安全に・確実に進められるのかを考え、発注者と打合せを重ねていたからです。
受注したからすぐに工事開始!とはなかなかいかず、みんなで知恵を出し合って計画するところから現場監督(施工管理)の仕事は始まるのです。
その結果、工事の内容は大幅に変わりましたが、そこに柔軟に対応していくのが優秀な技術者ではないかと思います。わたしも早く一人前になれるよう日々勉強中です。
さて、話は逸れましたが本題に入ります。
現場の状況は、まずは大量の立木を伐採しています。
まわりが見えないほどあった木が、4日間の施工で
こんなにスッキリしました!やはりプロは仕事が速いです!
この切り倒した木を「スイングヤーダ」という特殊な機械で集積します。
バックホウにウインチが付いており、ワイヤーを張って、木を引張ながら集積しています。この方法で、斜面上にある木なども集積することができます。
協力業者の皆さんが頑張ってくれている間、わたしはというと
車内でデスクワークです!
これが当作業所のいつもの仕事スタイルです。(嘘です。)
事務所を建てるのが間に合いませんでしたので臨時デスクです。
紅葉を見て太陽の光を浴びながら、意外と快適に仕事ができています!
来週からは伐採した場所に土砂を投入して大型車が降りられる坂路を設置していきます。また、ブログに書きますね。
山は紅葉も終わりを迎え、いよいよ本格的に雪の時期になりそうです。
奥飛騨の冬に耐えられるか心配ですが寒さ対策をしっかりして頑張ります!
現場から見える山の写真を載せて終わります。
富山県 総合建設業 株式会社岡部
令和2年度貝塩第2号砂防堰堤法面対策工事 始動!
この度、「国土交通省 北陸地方整備局 神通川水系砂防事務所」発注工事である
【令和2年度貝塩第2号砂防堰堤法面対策工事】を受注しました。
弊社が神通川水系砂防事務所の発注工事を受注するのは平成27年度以来6年ぶりになります!
そこで、まずは工事の概要を簡単に説明したいと思います。
工事施工場所は岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ヶ根地先です。
事業の目的は崩壊した斜面の復旧・整備です。
崩壊した斜面の上には奥飛騨温泉郷を結ぶ主要道路である一般国道471号があります。斜面の下には平湯川が流れており、平湯川下流域には福地温泉街や新平湯温泉街などの観光名所があります。今後、この斜面の崩壊が進むことによって、国道の崩落や下流域にある温泉街への土石流被害などの危険が及ぶことを防止するための工事です。
国内有数の観光名所である奥飛騨温泉郷の安全、地元の住民の方々の安全を守るために1日でも早く復旧・整備が進められるよう頑張ります!
また、話題は変わりますが、昨日工事の施工に先立って神通川水系砂防事務所主催の「建設労働災害防止安全大会」に出席してきました。
建設業の現場において最も大切なことは【安全第一】に作業をすることだと思います。この安全大会に出席したことで安全に作業をすることの大切さを再認識することができました。
この現場では斜面上での重機作業や人力作業など危険と隣り合わせの作業も予定しています。そのような作業の中でも安全に作業ができるような安全対策・環境作りを考えていきたいと思います。
これから本格的に工事が始まりましたらこのブログで報告していきたいと思いますのでお楽しみに!
富山県 総合建設業 株式会社 岡部
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