11月8日に当社が施工している庄川・河道内整備工事の現場を国土交通省 北陸地方整備局長、富山河川国道事務所長が視察されました。
この工事は、急流河川の偏流対策及び流下能力の確保を目的として、庄川内の樹木の伐採、河道の整備を行っています。
この工事では【ICT技術】を全面的に活用しており、その活用状況を現地で確認していただきました。
現地では、ICT施工と従来方法との比較や、メリット・デメリットなどについての質疑応答があり、その後実際にマシンガイダンス機械内部に設置されているモニターを見ながらICT施工の流れを説明しました。
また、掘削土運搬における過積載防止対策として活用している荷重判定装置(ロードライト)という新技術の活用状況も確認していただきました。この新技術も【ICT技術】の一環で、積込機械に設置したセンサーにより車体の姿勢と油圧負荷を計測し、バケット内の重量を判定するシステムです。
計測したバケット内の重量が機械内部に設置したモニターにリアルタイムで表示されます。積込作業を繰り返すと、モニターには積込回数と累計重量が表示され、ダンプトラックに積み込んだ重量が一目でわかるようになっています。
また、オペレーターからもダンプトラックの最大積載量を把握しやすいように、最大積載量がわかるプレートを作成してダンプトラックの荷台に設置しています。そのため、ダンプトラックの最大積載量ギリギリまで積込作業を行うことができ、過少積載というロスが低減され、運搬効率が向上します。
【ICT技術】を活用することで、作業効率及び安全性の向上を図ることができ、生産性の向上へとつながっていきます。
生産性が向上することで、週休2日制の導入など【働き方改革】にもつながります。この現場でも、週休2日制を導入し、働き方改革に取り組んでいます。
当社は今後も【ICT技術】を積極的に活用し、生産性の向上・働き方改革に取り組んでいこうと思います。
富山県 建設会社 株式会社岡部